新着情報
2025年3月15日(土)高校生のための特別公開講座Ⅱを実施しました
2025年3月15日(土)第二回目となる「高校生のための特別公開講座」が開催されました。
今回のテーマは「現場で使えるボディメンテ!」。渡部啓志先生((有)啓志院代表取締役)と高橋洋介先生(たかはし鍼灸世故ツイン接骨院院長)、中石大輔先生(ボディメンテナンス各務原院院長)という、いわばプロ中のプロを講師にお招きし、岐阜工業高校陸上競技部の皆さんを対象に13時からみっちり3時間実施しました。(詳細は記事最下部のレジメ参照)
まず最初に、「トレーナー、柔道整復師、はり・きゅう師」の仕事内容について、渡部先生が講話を行いました。(有)啓志院で実際に行われている業務内容など、我々とはひと味もふた味も違う、現場の状況に即した説明をしていただきました。
次は中石先生による「体幹トレーニングのポイント」です。簡単な講義のあと、5階にある本校自慢の柔道場で実技を行いました。
最初は「体幹トレーニング」において最もポピュラーな「プランク」についてです。
中石先生から「肘は肩の真下、掌は下向き、顔は正面」の3点を教わっただけで、写真の通り、「プランク」の姿勢が見事に改善されました。
そのほか「リバースクランク」「スタンディングクランプ」「呼吸法の改善」について実技指導をしていただきました。
いずれも、少し意識を変えるだけで目に見える成果が現れ、参加した生徒さん達はとてもおどろいていました。
後半は高橋先生による「テーピング講習」です。練習や大会において違和感や痛みがあるとき、先生やトレーナーの助けに頼らず、自分たちで対応できる力を付けるという『困ったら、これ巻いて』とのテーマで実習が始まりました。
まずは、キネシオテープを使ったハムストリングへの処置です。先生から説明を聞いたあと2人1組でお互いのモモウラに2本ずつ貼っていきました。
テープの角をハサミでとること、20%程度の力で引っ張りながら貼ることなど、プロならではのコツを教わりました。
最初はぎこちなかった生徒さん達も、「ふくらはぎ」や「足首」の処置の時には、かなりスムーズに対応していました。さすが工業高校生、手先が器用!!
足首の処置には固定力の高いテープ(アクションTEX)を使用したヒールロックを施すことで、ケガの予防だけでなくジャンプやスプリントなどのパフォーマンスの向上が期待できることが分かり、生徒さん達は興味津々に目を輝かせていました。
以上のメニューを5分程度の休みを数回設けただけで、一気にやり遂げてしまいました。岐阜工業高校陸上部の皆さんは、その日の午前中、大垣でみっちり練習を行ったあとこの講座に参加してくれましたが、その疲れも何のその、最後まで集中力が途切れず積極的に受講している姿に感心しました。その姿は私たちの大きな励みとなり、さらに次回へとつなげていきたいと思います。そして職員一同、皆さんの今後の活躍を心より祈念しています
以下は参加した皆さんの事後アンケートの抜粋です。
- ・「本講座の全体を通した満足度」=「大変満足」100.0%、「満足」0% 他0%
「感想等」(自由記述、抜粋・要約)
- ・一つ姿勢を変えるだけで体幹の効き方が良くなったり、筋肉の使い方がうまくなったりすることが分かった。困ったときに巻くテーピングのポイントも学べたので今後に生かしたい。
- ・テーピングや体幹(コア)トレーニングのポイントが理解できた。今度はセルフマッサージについて学びたい。
- ・体幹トレーニングの正しい方法を知り、部活や自主練に取り入れていきたい。
- ・テーピング講習が分かりやすく説明してもらい、大会や練習で使えるようになったと思う。
- ・初めて知ることが多く、練習や生活に取り入れていきたい。他にももっと知りたいと思った。
- ・今までテーピングのことをよく知らなかったので今回学習できて良かった。
- ・自分は今までテーピングをしなかったけど、今回テーピングの良さを知ることができたので今度から練習で痛かったり、パフォーマンスを上げたいときは積極的に巻いてみたい。
- ・今までやってきた体幹トレーニングは知識が偏っていて姿勢も悪かったので、良い方法を知れてありがたかった。テーピングは自分にも他人にも巻いたことがなくて参考になった。
- ・先生に頼っていたテーピングが自分でもできるようになって感動した。
- ・あまり知らなかったトレーナーについてよく知れ、体幹トレーニングやテーピングについてもとても勉強になった。
- ・自分はハムストリングをよく痛めるので、今日の講座はとても役立つと思った。